イギリス人 クリスからの贈り物

私は、マレーシアに来る前、東京都内にある、

外国人だらけのオフィスで、働いていた。

と言っても、

私の英語力は、ひどいもので、

ほぼ度胸で、どうにかやっていた。

そこは、

10人程度の、小さい会社で、

学生あがりの、ウブだった私には、

とても、刺激的な毎日だった。

マレーシアとは関係が無いが、

今日は、その時の話を書こうと思う。

その会社では、社員の誕生日に、

バースデーカードを贈る、

という風習があった。

私の誕生日は、秋。

誕生日、当日、

私は、ウキウキしながら、

会社に向かい、

元気いっぱいにドアを開けた。

そして、私の机を見た途端、

自分の目を疑った。

そこには、

花瓶に入った、白と黄色の、菊の花束と、

バースデーカード。

無言になった、私のもとへ、

社内の、トップセールスマンで、

博士号を持っていて、

非常にプライドの高い、

イギリス人のクリスが、

誇らしげに、笑顔で近づいてきた。

「ハッピーバースデー! 

いい誕生日を過ごしてね! 」

これって・・・、

よく、小中学校でやる、イジメじゃん、

と、思いながらも、

「サ、サンキュー」

と、引きつった、笑顔で返事をした。

そういえば、その日は、

会社の、最寄の駅前の、

神社のお祭りの日だった。

神社にお供えするための花屋は、朝から開き

駅前通りの商店街では、

昼前から、焼きそば、お好み焼き、綿あめ、

ヨーヨー釣りなどの、屋台が多く並び、

夕方からは、駅前のロータリーで、盆踊りが行われた。

なるほど。その花か・・・。

その後、この状況を把握できる、

私以外で唯一の、日本人である、上司と大爆笑。

そして、

菊の花が枯れるまでの、長い間、

会社の、フロントデスクに飾らせてもらった。

もちろん、

この日本の文化の事を、

クリスには言っていない。

ものすごく、いい思い出である。

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